2026年賀状承ります:年賀状って、ただの紙じゃない!?知られざる日本の新年文化

「年賀状、そろそろ書かなきゃ…」
そう思い出すころ、きっとため息をついていることでしょう。でも、ちょっと待ってください。年賀状って、ただの新年の挨拶じゃないんです。そこには日本の歴史とマナー、そして現代的な変化がぎっしり詰まっています。
年賀状の歴史をひも解くと…平安時代まで遡る!
年賀状の起源は意外にも古く、平安時代までさかのぼります。11世紀の書簡例文集には、すでに「年始の挨拶」の書き方が載っていたそうです。
武士の時代を経て江戸時代には庶民にも広まり、1873年の官製はがき、そして1899年には「年賀郵便の特別取扱」がスタート。これで元旦配達が保証され、今のような大衆文化として定着しました。
現代では年賀状を「出す」人は全体の半分程度にとどまっています。特に若者はSNSやLINEで済ませることも多いですが、高齢層ではまだまだ人気です。つまり、年賀状は単なる紙じゃなく、人間関係を維持するための「文化的投資」とも言えるのですね。
年賀状の基本マナー:ここは外したくない!
年賀状には、見えないルールやマナーがたくさんあります。
1. 賀詞の選び方
目上や正式な相手には「謹賀新年」「恭賀新年」などの四文字や、「謹んで新春のお慶びを申し上げます」がベスト。
「賀正」「寿」などの略式はカジュアルすぎるので注意!
2. 句読点はNG
「、」や「。」は使わず、スペースや改行で文章を区切ります。慶事に区切りや終わりは禁物です。
3. 忌み言葉は避ける
「去る」「滅びる」「終わる」などは縁起が悪いのでNG。特に「去年」は「去る」を含むので、「旧年」「昨年」と言い換えましょう。
投函のタイミングも重要
年賀状は元旦に届くことが大事!
投函受付は12月15日から、元旦配達に間に合わせるには12月25日までに投函。早すぎても年内に届いてしまう可能性があります。
もし松の内(1月7日頃)を過ぎたら、寒中見舞いで挨拶を送るのがマナーです。
喪中の年はどうする?
不幸があった場合の年賀状マナーはさらに厳格です。
喪中はがき
年賀状を控える旨を相手に伝えるため、11月上旬〜12月初旬までに投函。文面では「年賀」は避け、「年頭」「新年」などで表現。
寒中見舞い
間に合わなかった場合や、相手から年賀状が届いた場合に送ります。
ビジネス関係では公私を分け、相手が喪中でなければ通常通り「あけましておめでとう」と伝えます。
デジタル化も進む年賀状事情
最近では、パソコンでデザインして自宅で印刷する人や、ネットプリントサービスを利用する人が増えてきています。特に若い世代ではネットプリントの利用率が高めで、手間を省く傾向が見られます。とはいえ、デジタル化してもマナーや礼儀は大切にしたいところです。
まとめ
年賀状はただの紙ではなく、歴史、文化、マナー、そして人間関係を映す鏡のような存在です。
「面倒くさい」と思う気持ちもわかりますが、少し手間をかけることで、あなたの人間関係や信頼がさらに温かくなるかもしれません。
次回、年賀状を書くときは、ただの「挨拶」と思わず、ちょっと歴史やマナーを思い出してみてください。意外と楽しくなりますよ!
当社では、年賀状、喪中はがき印刷を承っております。デザインもたくさんご用意しておりますし、オリジナルデザインも作成いたします。
お問い合わせはこちらから