□印刷物に使われる紙の厚さって？

印刷物によって、使用する紙の厚さ（紙の重さ）は少しずつ異なります。

一般的には以下のような目安があります：

• □ DM（ダイレクトメール）：180kg程度（しっかりとした厚み）
• □ チラシ：90kg程度（手に取りやすい薄さ）
• □ パンフレット：135kg程度（めくりやすく、見た目もきれい）

ここでいう「kg（キログラム）」は、紙1000枚分の重さ。

「人間より重い紙！？」と思ってしまいますが、これは“全判サイズ”という大きな紙を1000枚重ねたときの重さ**を表しています。

□実は複雑？用紙のサイズと基準

「全判サイズ」にはいくつか種類があり、たとえば：

• □ 四六判（しろくばん）
• □ 菊判（きくばん）
• □ A判

などがあります。

たとえば同じ「90kgの紙」でも、基準が違うと表記が変わります：

この違いを知らないと、チラシ印刷やパンフレット印刷を注文するときに「思っていたより薄い・厚い」と感じることもあります。

□印刷にはA4やB4サイズが多いのに…なぜ四六判？

「なぜ印刷で四六判や菊判を使うの？」という疑問を持たれる方も多いですが、印刷では工程上、余白（断ちしろ）をとる必要があるため、A4やB4など最終仕上がりサイズより大きな全判サイズの紙が使われます。

その後、仕上がりサイズに合わせてカットされて納品されるという流れです。