SNSだけでは不十分?中小企業が見落としがちなホームページの力

「うちは昔からのお客様が多いから大丈夫」
「SNSをやっていれば今の時代なんとかなる」
… そう感じていらっしゃる方も多いかもしれません。
しかし今、ホームページとSNSを組み合わせたデジタル活用が、中小企業にとっても欠かせない時代になりつつあります。
中小企業のホームページ保有率は約5割。まだ伸びしろがあります
総務省の調査によると、常用雇用者100人以上の企業では90%以上がホームページを開設しているのに対し、より中小企業の実態に近い調査では50%ほどにとどまっています。
つまり、中小企業の約半数が、いまだにホームページを持っていないのが現状です。
特に、建設業・不動産業・物品賃貸業・卸売業などは開設率が20~30%台と低く、情報通信業や教育・学習支援業と大きな差があります。
この差は、デジタル投資の余力、専門人材の確保、経営層の意識の違いといった、いわゆる「デジタル格差(デジタルデバイド)」から生じています。
SNSがあるからホームページはいらない? その考えに注意
最近では「SNSで十分」とホームページを持たない企業様も多いですが、SNSとホームページの役割は同じと思ってはいけません。
SNSは拡散力やリアルタイム性に優れており、情報を手軽に発信できます。
一方、ホームページには以下のような役割があります。
- 企業としての信頼性の確保
- 商品・サービスの詳細情報の提供
- お問い合わせや購入といったコンバージョン獲得
- 採用情報などの企業文化の発信
SNSとホームページは、どちらか一方では不十分。役割を分けて活用することで、本来の力を発揮します。
ホームページがないことのリスク
ホームページを持たないことで、実は以下のような影響が出る可能性があります。
- 顧客からの信頼低下:「検索してもホームページがない」だけで、不安を持たれることも。
- 販売機会の損失: 情報不足により、競合他社に流れてしまうことも。
- 採用活動の不利:若年層の求職者は、企業ホームページをチェックするのが当たり前になっています。
- 情報伝達のばらつき: SNSだけでは過去の投稿が埋もれやすく、重要情報が整理されません。
ホームページとSNSは役割が違う。だからこそ、連携が大切
ホームページは「企業の顔」、SNSは「拡散と関係構築のツール」。
それぞれの役割を理解し、連携させることで、ビジネスの広がりが期待できます。
ホームページの強み:
- 企業情報やサービス内容を体系的に伝えられる
- 安定したSEO集客が可能
- 購入・問い合わせなどのアクションに誘導しやすい
SNSの強み:
- 幅広く情報を届けられる
- 親しみやすさが伝わりやすい
- タイムリーな発信で反応を得やすい
たとえばSNSで発信した情報からホームページに誘導することで、興味を持ったユーザーに対して「さらに詳しい情報」や「次のアクション」を案内できます。
連携することで生まれるメリット
- 顧客との接点拡大: SNSで気軽に接触し、ホームページでしっかり説明。
- ブランドの統一感: SNSとホームページを通して一貫したイメージを発信。
- 効率的な集客と成約: SNSで興味を引き、ホームページで信頼を築き、行動に繋げます。
- 採用にも好影響: SNSで社風を伝えつつ、詳しい会社情報をホームページでカバー。
注意すべき点と、私たちができること
SNSとホームページを連携するには、以下の点に注意が必要です。
- SNSの炎上リスクやアルゴリズムの変動
- ブランドイメージの統一
- 情報更新の継続
私たちは、こうした課題に向き合いながら、企業様のデジタル活用をサポートします。
私たちができること
- 戦略的なホームページ制作: 信頼性と成果を意識した設計
- SNSとの効果的な連携提案:役割分担と導線設計
- コンテンツの一貫性の維持:デザイン・言葉・トーンの統一
- 継続的な運用支援:更新・改善・効果測定までトータルサポート
「とりあえずSNSで発信しているけど、うまく成果に繋がっていない」
「ホームページはあるけれど、活用しきれていない」
そんな方こそ、今が見直しのタイミングです。
まずは一度、お気軽にご相談ください。
貴社の状況に合わせて、最適なデジタル活用の方法をご提案いたします。
お問い合わせはこちらから